2017年4月28日金曜日

ATMEGA328P、ATTINY 13A等のAVR用高電圧ライター STK500クーロンな互換ライターをAtmel Studio7.0で使ってみる

チップのクロック設定を変えようとしたりしてFuse設定を間違えたり、ResetピンまでIOに使おうとしたりヒューズ設定を変えてしまうとISP(ICSP)書き込み経由の書き込みが出来ず、プログラムの書き換えできなくなるという事があります。この場合、高電圧プログラミングに対応したライターでヒューズ設定を書き換えるか、Arduinoあたりを使ったヒューズリセッターの作例を参考にチップを書き換える必要がある。

調べるとWindows10でも使える高電圧プログラミングに対応したライターは
 ATMEL AVRスタータキットSTK500
というATMEL純正のライター兼、テストボードがあるとのこと。ただし、1万円以上するのでこれを購入するなら、ATTINY13Aなら200個以上、ATMEGA328Pでも40個以上購入できてしまうじゃん!!と

そこで互換機の作例を参考に自作しようかと考えたものの、必要な部品が思ったより必要な感じで手持ちのJUNK品をなるでく使用しても3000~5000円のパーツ購入費は必要になりそう?で、組み立てKITでもないかと、開けゴマして洞窟探検宙にSTK500クーロンな互換ライターを2000~5000円ぐらいで見つけ、マイコン買ったほうがいいという考えが何処かにすっとぴ衝動買い。

何種類かあったのですが送料込み3000円ぐらいだったTX_STK500(VER6.1)というものを購入。



■Atmel Studio7.0(Microchip Studio)とTX_STK500を接続する
Atmel Studio7.0を起動して使ってみたところAVRISP mkIIは自動認識されたものの、STK500互換機は認識されずデバイスリストにもない。調べるとAtmel Studio6.0あたりから?手動で追加しないといけなくなったとのことで、デバイスを追加してやる。

事前にボードをPCに接続しUSB-SERIALドライバーのインストールを済ませ認識させておく必要があるのですが、ここで一難有ってPL-2303HXはWindows10用正式なドライバーが無いということで、罠に嵌ったり・・・。

「View → Available Atmel Tools」から


右側の画面のところで右クリックして「Add Target...」


「Select Tool」「STK500」


Comポートを選ぶ。ComポートはUSBの挿し口が変わると変わるので要注意。

これでボードの接続設定が終了。


メニューの右上にあるICの上に雷のマークのある「Device Programming」から
Tool、Device、Interfaceを選んで「Apply」を押そうとしたところで反応せず???


いろいろと試した結果、PL2303-HXのドライバーとしてMicrosoftのUSB-Serialドライバーを使ってたのが不具合の原因だったようで
 PL2303_Prolific_DriverInstaller_v130.zip
を使うことでOKになる。


■Atmel Studio7.0とTX_STK500をHVPPモードでATMEGA168Pのヒューズ設定を読み書きしてみる
ボード上のICソケットや、J7に接続したICの読み書きが可能になる



■Atmel Studio7.0とTX_STK500でATMEGA168Pのヒューズ設定を読み書きしてみる
HVSP接続時とは違い、PCとボードをUSB接続した際に一手間必要でPCと接続してすぐに赤色LEDのパイロットランプが2度点滅するのでその間に、ISPモード切替スイッチを押す(押しっぱなしにする必要はない)

これでISP端子に対応した機器に書き込みが可能になる。J3を接続すると外部ターゲットに5Vの供給が可能になる



■avrdude-GUIとTX_STK500をHVPPモードでATMEGA168Pのヒューズ設定を読み書きしてみる
「Programmer」に「Atmel STK500 V2 in parallel programming mode(stk500pp)」を選ぶ


ちなみにHVSP設定の「Atmel STK500 V2 in high^voltage serial programming mode(stk500hvsp)」を選ぶととエラーで使えませんでした。



■avrdude-GUIとTX_STK500をISPモードでATMEGA168Pのヒューズ設定を読み書きしてみる
ISPモードで接続し「Programmer」に「Atmel STK500(stk500)」を選ぶ

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