2022年2月22日火曜日

デスクトップパソコンのフロントヘッドフォンジャックをAC97対応からHD AUDIO対応に改造する

去年、WindowsXP時代使っていた死蔵PCのケースを使い、新しいマザーボードボードを入れ変えてデスクトップパソコンを組み立てたものの、フロントパネルにあるイヤフォンジャックがAC97にしか対応していないせいか、ノイズも大きいし、ちゃんと動いていないっぽい? なんて事もあり、HD AUDIO対応に改造しようと考える。

調べたところイヤホンジャックの基板側の足は互換が有りそうで配線を切った張ったすればなんとかなりそうだけど、肝心のイヤフォンジャックの部品の入手が難しく、古いイヤフォンジャックを外したところで部品探しで困り、改造作業が停滞すること数か月・・・。
AC97 基板表
AC97基板 裏配線
10年以上前に製造された部品のなせいかパターンが剥がれまくる。
さすがに普段の部品外しでここまでパターンを剥がしてしまうようなヘマはしないのだけれども・・・。

いろいろと考えて最後はHD AUDIO対応のフロントパネル用汎用基板から部品どりするのがリースナブルという結論になり購入。
この手の部品は、届いてから確認したらAC97だったなんて事が結構あるようで、説明書きは信用せず販売ページの配線の数とか、パターンを確認して注文。
HD AUDIO基板 表
HD AUDIO基板 裏 接続

イヤフォンジャックと、マイクジャックを取り外し
HD AUDIOジャック 部品取

移植。断線や、配線の接続違いはジャンパー接続し、AC97だと真ん中あたりにあるGNDのパターンの接続をカットし、代わりに端にある黒線をGNDに接続する。
HD AUDIO化改造
ついでにUSB2.0は本体内に汎用のUSBハブを入れてあるので、そこに接続する用に先端が断線したり接触不良になったジャンクUSBケーブルに繋ぎ変えて、AC97からHD AUDIOへの変更と、USBコネクタのケーブル改造が終了。
HD AUDIO改造
HD AUDIO化
HD AUDIOのピンアサインは確認していないけど、メンドウなのでドナーの基板のパターンを信じることにする。


組み立てて動作を確認したところ、ちゃんとHD AUDIOとして認識されるようになり、音も出るのだけど、ホワイトノイズが大きくてヘッドフォンでの使用には耐えられない感じ。
マザーボード後ろ側のヘッドフォン端子に繋いでいた時はホワイトノイズなんて気になっていなかったので今回改造した部品が怪しい?

今更ながら、そもそもマザーボードの交換前は、この筐体のフロントパネルのヘッドフォン端子を使うとノイズがひどくて繋がずに使用していたことを思い出す。


確認したところ、元々のフロントパネル用端子拡張基板ではUSBとオーディオ系のGNDが一緒になっていると言うことが分かり、アナログ系とデジタル系のGND共通にしたらノイズが乗って当たり前じゃん!!
HD AUDIO USB GND分離
GNDパターンを削ってGNDの接続を切り離してやる。ついでにジャックの位置がズレて差し込みにくかったので基板の切れっ端をジャックの下に挟み込んで調整してやる。
これでヘッドフォンからのノイズは気にならないレベルになり、フロントパネルのジャック類が使えるようになる。

ちなみにドナーとなった汎用のHD AUDIO基板(記事中ほどの緑色の基板の裏側)を見ると、USB系とAudio系でGNDは分離してありました。ってか、そもそもAC97のままでGNDを分離するだけで良かったカモ?

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