2021年10月21日木曜日

iPhoneのMACアドレスが設定にあるやつと違う、変わる問題の元凶は、プライベートアドレスの設定のせい

Wi-Fiのセキュリティ強化のためにMACアドレスフィルタリングなんて事をしようとして、iPhoneのMACアドレスを調べて設定したはずのにインターネット接続無し表示で無線LANで通信出来ない、繋がらないなんて事になりド嵌る。
普通に「iPhone MACアドレス」なんて検索すると「設定 → 一般 → 情報」のWI-Fiアドレスが、そのiPhoneのMACアドレスの事だと書いてある。
(下記のスクリーンショットはiOS15.0.2です。iOS14.7.1は同じでしたがOSのバージョンによって違いがあるかも?)
Wifi iPhone MAC ADDRESS
各本体に個別で設定されているMACアドレスはこれで間違ってはいないのだけれども、多くの場合接続に使用されるMACアドレスと、ここに表示されるMACアドレスは違うので、ここに表示されるMACアドレスを入力しても無線LANネットワークに繋がらない問題。

iPhoneはいつの頃からか、Wifiネットワークのトラッキング対策(Wifiネットワークに繋がれたMACアドレスからどの端末がいつ何処のアクセスポイントに繋がれたかで居場所を特定されないようにする対策、など)で、接続先によって違うMACアドレスを偽装通知するプライベートアドレスと言う機能が付いて、本物のMACアドレスと、Wi-Fi接続時に通知されるMACアドレスを変える設定が標準で、アクセスポイント毎に違うものが通知される。無線LAN設定が標準設定のままだと、この偽装機能が有効になるのでMACアドレス違う、変わる問題が発生する。

というわけで、実際にアクセスポイントへの接続に使用されるされるMACアドレスはどうやって調べるのか?となると
「設定 → Wi-Fi」から接続するネットワーク右側の青い「i」マークをタッチしてWi-Fiの設定を開き
iPhone MACアドレス確認

「プライベートアドレス」の下の「Wi-Fiアドレス」が実際にそのネットワークで使用されるMAC Addressとなる。
iPhone MACアドレス プレイベートアドレス 設定
この設定をON-OFF-ONしたり、接続不良で設定を消して再設定したり等、なんかの拍子にMACアドレスが変わってしまうこともあるようで、登録された端末以外アクセスできないようにフィルタリングをしているアクセスポイントに接続する場合等でMACアドレスが変わるたびに設定し直しにならないように固定したいという場合があり、その場合は「プライベートアドレス」の設定をOFFにすれば、最初の「設定 → 一般 → 情報」にあるWI-Fiアドレスに表示されるMACアドレスを固定使用することができる。

ただし、プライベートアドレスの設定をOFFにしているとWi-Fiの設定のところに「プライバシーに関する警告」というのが出たり、設定をOFF→ONするとOFFする前のプライベートアドレスと変わってしまう、とかいう問題?も。ちなみにプライベートアドレスを任意のアドレスに設定することは出来ないようです。

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