2022年2月23日水曜日

HYBRO NTHB001N リチウムイオンバッテリー内蔵電動ドライバー が動かなくなり、充電しようとすると赤と緑の交互点滅状態になる(原因不明、未解決)

春から秋にかけて暖かい時だけまともに動く電動ドライバーHYBRO NTHB001Nが寒くなったせいか、ご機嫌斜めな今日この頃
HYBRO NTHB001N リチウムイオンバッテリー内蔵電動ドライバー 動かない
一瞬でも充電すれば暫く使えて、充電すると赤ランプが点いて暫くすると赤と緑の交互点滅になったりはするもののちょっとの間は使える状態になる。機嫌が良い日ならば充電中は赤で終われば緑と、正常に動作する時もあるけど、症状から考えて原因を推測すると
 バッテリー劣化で電圧が下がっているところに、低温で更に電圧が落ち駄目になっている?
と、動かなくなった状態でバッテリーの電圧を測ってみる。
HYBRO NTHB001N リチウムイオンバッテリー搭載電動ドライバー バッテリー電圧
「4.06V」と、電圧が低いどころか、むしろ高いぐらい。

ちょっと充電して動く状態にしてから、モーターを回しながら電圧の変化を見ても3V後半はあるのでバッテリーには問題が無さそうだ。

実はこの電動ドライバーは購入してから2年目で、去年の冬も同じ症状で使えなくなり、しばらく放置。春ぐらいに触ってみたところ不具合症状が出なくなっていて、自然治癒?と、そのまま秋ぐらいまでは問題なく使えたり。
冬でも温かいときは使用時間が短いかなと思うぐらいで比較的調子がいい事もあるから、春になって暖かくなったら使えるようになる可能性が高そう。たぶん20℃以上有れば安定して動くのではないかと?皮算用。

寒くなってバッテリーの電圧が落ちたせいで不具合が起きたと推測していたのですが、予測が外れる。


次に疑ったのがリチウムイオンバッテリーの保護ICの誤作動。調べたところ下の写真の真ん中辺りにある6本足の「DW01」がリチウムイオンバッテリーの保護IC。
Lithium-ion/Polymer Battery Protection IC DW01
データシートを見ると電圧降下の過放電保護遮断が2.4V±0.1Vなので、今のバッテリー電圧で負荷時の電圧降下を加味しても1V以上余裕があり遮断に入る事は無いと考えられ、実際モータードライブ用と思われるFETのところまで電圧が来ているので遮断もされていないことまでは判明。

周辺回路の構成を確認してもデータシートのサンプル回路から外れたつくりでは無さそうで、可変・調整するつくりにもなっていない。このICは足が6本しか無く、充電状態を表示するLEDの制御もしていないから、Li-ionバッテリーの保護ICもシロかと?


そうなると、USBコネクタより前側が疑われ???
「702」と表面に書いてある3本足の「2N7002」というNch MOS FETが複数使われていてモーターの正転逆転を切り替えたり等々しているようだ。その他に同じ形の3本足のチップが2種類混じっていて表面には「A4」「PD」と書いてある。調べてみたけど何のICかは不明。
回路を追いたいのだけれども、ただでさえ老眼で見えないところにパターンが入り組んでいて、このへんで挫折。

今疑っているのは、
 温度が下がった事による温度特性の影響でFETがONするのに必要なゲート電圧が高くなり、ゲート電圧不足でFETをONできない状態なのでは?
という事象。

未だにホームセンターとかで同じ形をした製品を見かけるので、今販売しているものは改良されていたりするのかな〜と

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