ファンクションジェネレーターを作成しました。
ファンクションジェネレーターとは、おおざっぱに言うと。色々な電圧波形を出す信号発生器のことです。
電子工作をしていると、調整や、作動確認等で信号の発生源が欲しくなる事があります。
自作と言いつつも、秋月電子さんから出ている
MAX038精密波形発生キット
を使いました。
このファンクションジェネレーターキットは、
値段の割に発生できる信号の範囲が広く、信号波形も方形波、サイン波、三角波の三種類から選べる。
という利点が有ります。
欠点は、
電源が+5Vと、-5Vの±両電源が必要。
信号の周波数を決めるコンデンサーの切り替えは推奨されていない。
発生周波数が分からないので、別途オシロスコープ等が必要。
まぁそれで問題が有るならそれなりの値段がする完成品を買えばいいわけで・・・。
MAX038ファンクションジェネレーターキットの作成
基本的にMAX038精密波形発生キットの説明書の通りに組んだだけですが、何カ所か変更を加えました。
1,ケース
100円均一で入手したハガキ保存用のケースです。シールド等を考えたほうがいいとは思うんですが、金属ケースは加工がメンドクサイ・・・。
使ってみて問題が出るようなら、その時考えます。
2,電源
+5Vを、±5Vに変換するDC-DCを入れて片電源で使えるようにしました。微少なノイズを気にする場合はスイッチング電源は止めた方がいいんですが、個人的な使用上は問題無い感じ。
3,外付けボリューム
INN 周波数調整、FADJ 周波数微調整、DADJ デューティサイクル・波形歪み調整は、外付けボリュームに変更し簡単に調整できるようにしました。
4,波形選択スイッチ
波形選択をJ1、J2のジャンパーピン切り替えからON-OFF-ONのトグルスイッチを使う事で簡単に切り替え可能にしました。
5,信号周波数変更用コンデンサー
信号周波数を変更するためのコンデンサーをスイッチ切り替えにすると安定性が悪くなったりするので良くないとの事ですが変更出来るようにしたくて・・・。まぁコンデンサーを付け替える事は、ほぼ無いのですが使えるハズの機能が使えないのは気分が悪い。
というわけで丸ピンタイプのICソケットをバラしたものをハンダ付けして、コンデンサーを差し替えられるようにしてみました。当分これで様子見します。
予備のコンデンサーも足を加工していつでも取り付けられるようにして、作動確認した上でケースの中に転がしておきます。
方形波、矩形波
ファンクションジェネレーターで、発生させた信号をオシロスコープで計測した波形です。
DADJというデューティサイクル、波形の歪み調整のボリュームを回すとデューティ比を可変出来ます
サイン波
サイン波の場合。
DADJというデューティサイクル、波形の歪み調整のボリュームを回すと波形の山の位置が動きます。
三角波、ノコギリ波
三角波、ノコギリ波の場合。
DADJというデューティサイクル、波形の歪み調整のボリュームを回すと波形の山の位置が動きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿