2006年11月11日土曜日

Libretto L1のバッテリーの中身入れ替え

いつもの悪い癖で、Libretto L1を、最近中古で手に入れました。

バッテリーは、ほとんどダメになっているのが1本と、ちょっとは使える怪しいのが1本のとりあえず2本付きでバッテリーの保障無しとの事でした
まぁAC繋いでない状態でPCにバッテリーを付たまま長時間放置(T社のは2週間ぐらいでも危険な感じ)すると、少しずつバッテリーを消費してカラにしてくれるのは大昔からの仕様なので、オイラはT社の中古買う際はバッテリーが生きていたら運が良かったぐらいの感じであてにしてません。

ニッケル水素なら充電すればほとんど平気なのですが、リチウムイオンは放電しきると一発で再起不能になるので、長期間使わないのが分かっている際は残量50%ぐらいにしてパソコンから外しておいたほうがいいような?

どこのとは言わないけど、通常のスイッチと別に物理スイッチが付いていたノートPCも有ったな~


付属してきたバッテリーを確認をすると、1本は純正、もう1本は瞬間接着剤跡の生々しいDIYでの中身入れ替えた形跡ありでした。
どうせバッテリーの中身は、手持ちに入れ替えするからいいかと(世間では”殻割”と呼ぶらしい?)

おまけ?のDIY殻割り品は、写真を撮るのも忘れるぐらいひどい状態でした(・・;)
(セル監視用の配線省略してるわ、電極はテープで留めてあるわ、セル同士は電気的に接続されておらずテープで固めて接触面圧かせぐのにケースの両端にティッシュを詰め物にして接触不良を誤魔化してるし。ハンダ無しで素人が入れ替えたという苦労の跡は伺えますが、怖ぇーよ!! よく燃えなかったと・・・)


入れ替え作業をします。当然、自己責任です。
リチウムイオン電池はエネルギー量も大きく、ショートなどのちょとした手違いで燃えたり爆発に至る事もあるので、電池の事を知らないで扱うと危険です。

まぁ最近は入れ替えをやってくれる業者が沢山有るので検索すれば選ぶのも迷うほどです。プチ容量UPとか、業者独自の保障が有ったりするので安心かと思います。

でもオイラは自分で殻割したものを飛行機持ち込む勇気は有りません。

今回のドナーです。

JUNKバッテリーの殻割
ジャンクバッテリーの分解


某ノート用の新古品です。ただし、長い間オイラのところで眠っていました。今のところ時期的にも電池リコールには該当していないので大丈夫だと思います。
中を開けたらLibrettoと、同メーカー・型式のセルが出てきました。
(SONYの US18650GR と言うよく使われている電池でした。)

ねじねじして割りました。爪2箇所折れましたが、マイナスドライバーでつつくよりは外傷少なくすみます。
どうせ接合は接着剤を併用するので、このぐらいは気にしません

ジャンクバッテリー分解


なるべくセルに熱が加わらないように、端子を浮かせた状態で手早くハンダ付けして直列の3セルを作ります

リチウムイオンバッテリーのセル接続
リブレットL1に使う代替えバッテリー


収めるとこんな感じです

LibrettoL1バッテリー修理


ケースを仮止めして本体に刺して動作確認をすると、電池残量97%のままいくら待っても増えません(=充電されていないみたい)
しかもキーボード右下の電池ランプが点いてないしなんか変

そこでACアダプターを抜いたら、その瞬間に電源が落ちた・・・失敗したか?


本体から取り外し、殻割りして、テスターで電圧を確認すると

2.4V、2.4V、1.5V

1本調子が悪いような? ?? 1.5Vは1.5Vでも、”-1.5V”だよ orz
逆接するわけは無く転極でした (T○T)
怖わっつ!!

残りの5本を確認すると、1本2.4Vのセルがあったので、それに繋ぎ替え再組したところバッテリーランプもアンバーに点灯して充電しているようです。
ほぼ空のハズなのに、10分程度で100%表示に? 電池の残量監視ICが前の状態を記憶しているのか?

案の定ACアダプターを外すと数十秒で休止モードに入りました

そのまま再起動すると、残量0%から始まって、変な発熱も無く無事充電をしているので大丈夫そうです。あとは何度か充放電を繰り返せば正しい残量を学習してくれるハズです。


教訓
リチウムイオン充電池は、工業製品というより、生モノか?

組み立てる前に、テスターで電池の電圧ぐらいは確認しろって
同じパックの中だから揃ってると思ってたんだよ!!と逆切れしてみる(^○^)

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