2008年8月18日月曜日

MURAMASA PC-MT2-S3用キーボードをニコイチ修理

修理中のMURAMASA PC-MT2-S3 のキーボードを修理しました。

とりあえず、電源は入るようになったものの、キー入力をすると反応しないキー、押したのと違うコードの出るキー、1つキー押すと押したキーと関係の無い3文字が出るキー、挙げ句の果て何かの拍子にpが連打・・・と、キーボードにも不具合が見つかりました。
押しても居ないキーが勝手に連打されるという症状出ると外付けキーボードを接続しても邪魔になり使い物にならないので、とりあえず反応のおかしいキーを外してキーの下にゴミ等が挟まっていないか確認しました。ゴミのせいで連打等の不具合が出ているわけではなさそうです。

muramasa PC-MT2-S3キーボード分解

キーボードの分解。パンタグラフの破損。

MURAMASAのキーボードのパンタグラフの樹脂は、ものすごく弱いので慎重に作業しても壊れます。キー外しは慣れているので他社のキーボードのキー外しでは滅多に壊さないんですが、このキーボードは10個近くパンタグラフの樹脂を壊しました。
更にスペースキーや、Enterキーなどのように大きめのキーには、下に補助の針金が入っていて取り付け構造の違うキーも有ったりするので、壊してしまいがちです。
しかも組み付けもメンドクサイ。特にEnterキー。

ムラマサ PC-MT2-S3キーボード分解
MURAMASA PC-MT2-S3 キーボードパンタグラフ
MURAMASA PC-MT2-S3 キーボードパンタグラフ破損

パンタグラフの樹脂が壊れたままではキーボードを修理出来ないので、
 e
が打てないキー表面かすれの酷い予備キーボードとニコイチします。

キーボード故障の原因。電極フィルムの腐食、ショート。

更にキーボードの分解を進めると、電極フィルムが黒く変色している部分があり腐食しているっぽい?
たぶん汗等の水分が、キーを伝わり、電極フィルムに付いてしみこみ、電極が腐食してショート、断線したかな?と。キーマトリックスの接続からみて、この断線・ショートによりファンクションキー等、確認漏れしたキーも使えなくなっていたようです。

MURAMASA PC-MT2-S3キーボード電極
MURAMASA PC-MT2-S3キーボード三枚おろし


電極フィルムを部分的に三枚おろしして、拭いてみましたが、腐食して黒くなっていた部分は、電極が消えてしまいました(T_T)
導通ペンが有れば治せるかもしれませんが、滅多に使わないのに、賞味期限が短く、高価なようなのでダメモトで実験しようと言う気にはなれず・・・。

MURAMASA PC-MT2-S3 キーボード電極腐食

一方 e が打てないキーボードの、電極フィルムは綺麗で腐食も無く、電極フィルム単体で本体に接続し作動を確認したところ問題なく。e キーの作動不良の原因不明。

キーボード組み立て

キーボードを組み立てます。最初に金属のパンタグラフを組み付けました。

MURAMASA PC-MT2-S3キーボード組み立て


金属のパンタグラフを組み付け終わったら、パンタグラフの高さがそろっているか確認します。ここで高さが狂っているとキーの高さがバラバラになってしまいます。

MURAMASA PC-MT2-S3キーボード金属パンタ組み付け


修理中のキーボーを、MURAMASAの本体に繋いで作動確認しました。電極フィルム単体での作動確認と同様に問題有りませんでした。

MURAMASA PC-MT2-S3キーボード作動確認


キーを洗浄して、程度を見比べていい方を組み込みました。また、キー配置が特殊なので分解前に写真を撮っておいたほうがいいです。うちにはMT1も有るので、それを見ながら組み立てしましたけど・・・。

MURAMASA PC-MT2-S3キーボード完成


結局2日がかりで分解、部品の選別・形状修正、洗浄、組み立てをしました。部品も細かく神経を使うので、
 新品のキーボード入手出来るなら買うよ
と言いたいぐらいメンドクサイ作業です。

あとは、電源落ちの原因を見つけなければ・・・。

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